ブランドの目指す方向性
2021年9月1日、ETHICAL CLUBの最初のプロダクトとなる“ETHICAL COTTON TEE”を発売開始しました。
おかげさまで予想を超える数のお客様にご購入頂いており、感謝の気持ちとともに、ようやくスタートを切れたな、と少しだけ安堵しております。(構想開始から〜発売まで1年以上掛かってしまい、挙句には今年の夏シーズンも逃してしまったため内心焦りまくっていました。。)
本日は掲題の通り、ブランドとして目指している方向性について書きます。
Instagramや本サイト内でもしつこい位に謳っているため、周知の事実かもしれませんが、弊ブランドは、サステナビリティ性を追求するブランドです。
私自身、学生時代からこの領域を学んできたため、「持続可能な社会の実現に微力でも貢献しつつ、それを仕事にできたらな」という考えからこのブランドを設立しました。
ですから、一般的なサステナブランドでよくみられるような、“素材の環境配慮“や“トレーサビリティ“を求めていくことは、ブランドとして勿論こだわります。
ただ、それと同じくらい、ブランドとしてこだわっているのは、「お客様の生活に長く寄り添える」プロダクトであることです。
サステナブルなプロダクトは、原材料費が高い、縫製賃が高い、小ロット生産である、などの理由により、似たような形の一般のアイテムに比べて、どうしても値段が高くなってしまいます。
せっかく安くない金額を出して手に入れたのに、すぐにヨレてしまう、トレンドが過ぎて着なくなってしまう。
皆さんもこういった経験が、少なからずあるのではないでしょうか。
いくらモノ自体の環境負荷が低いからといいって、毎年新品に買い替えていては、サステナブルな消費行動であるとは言えません。
エシカル、サステナブルなプロダクトだと謳う以上、耐久性・普遍性を避けてものづくりをすることはできないと、我々は考えます。
(私自身、学生時代から服好きであったため、エシカルを謳っていないブランドのトレンドアイテムを手に入れること自体は問題視していません。デザイナーによってこだわり抜かれた特別な一枚に身を纏う感覚は、ファッションでしか味わえない感覚であり、尊重すべきことです。)
ETHICAL CLUBはいわゆるデザイナーズブランドではなく、あくまで日常に寄り添うエシカルブランドである以上、派手な装飾や最先端のシルエットを取り入れることはありません。
我々のプロダクトは特別な服を身に纏う“非日常的“な喜びを提供するのではなく、
日常服として、長く、心地よく、いつの時代でも身につけられるように作っています。
今後作るプロダクトにおいても、この前提は変わりません。
皆様のワードローブを少しだけ、サステナブルにする一枚として、長く愛される存在となることが、ブランドの目指す姿です。
まだまだ未熟なブランドではありますが、引き続きご愛顧いただけますと幸いです。